生命保険の見直しで大事なこと

生命保険の見直しって、よく耳にしますけど、正直なところ、

  • 新しい保険商品を売りたい
  • 既契約内容を変更して支払う保険料をアップさせたい
  • 保険契約追加のチャンスを狙っている

ということのために契約者にアプローチしているとしか思ってません。

一応、保険代理店の経験もあるんで、きれいごとも裏もわかります。

保険会社は金融機関ですから、保険料収入と預かったお金の運用が目的です。
で、欲を言えば、保険金の支払いは抑えたい。
じゃないと儲からないから。

そんなエゲツナイ話は大好きなので長くなるから割愛しますが、まだ、保険については
ズブのド素人だった会社員の頃、会社に出入りしていた保険外交員さんの勧誘で、よく
考えもせず、勧められるまま加入した保険が「定期特約付き終身保険」というシロモノ。

今の時代は、もう廃れてるので、売ってないとは思います。
売ってるところもあるかもしれませんけど。

独身でしたので、生命保険の見直しなんかは必要ないんですけど、当時は「転換」という
下衆な保険契約内容の切り替え工作が蔓延ってまして、これが契約者に殆ど何も残さない
トリックがありました。

一定の年齢になると更新によって保険料が上がるタイプは、ほぼ100%近く、保険屋さんは
転換を勧めていたはずです。

「〇〇歳になったら保険料が上がるから転換して保険料を抑えましょう」

とか上手い事言って。

なんてことはない、既契約分で支払った保険料の積立部分を原資にして、別の保険に
入り直すってだけのことです。
つまり保険会社の都合の良いように積立部分を使って

「保険会社にとって美味しい保険商品に載せ替えた」

と言っても過言ではありません。

契約している保険の種類にも寄りますが、支払っている保険料の内訳は、

  • 掛け捨て
  • 積立

と大きく2種類あると考えてください。
実際は、こんな単純ではありませんが、シンプルにした方が内容は理解しやすいので
ものすごく簡略化していきます。

更なる前提として生命保険は、少々乱暴に言えば3種類しかありません。

契約期間中に、

  1. 契約者が亡くなったら保険金が受け取れる死亡保険
  2. 契約者が満期まで生きていれば保険金が受け取れる生存保険
  3. 契約者が亡くなっても満期まで生存していても保険金が受け取れる養老保険

この3つが基本です。

これを組み合わせて、カッコいい商品名を付けて各社が販売しています。

私が新卒2.3年目のときに契約した保険が「定期保険特約付き終身保険」という種類です。
保険会社と商品名は忘れたということにします(笑)
ホントはしっかりと覚えていますけど、吊るし挙げが目的ではないので。

この定期保険特約付き終身保険とは、定期保険と生存保険が合体したものです。

主契約の内容は終身の死亡保障、特約は10年定期更新型で死亡保障、入院や手術等の
医療保障がセットになっているものです。

定期保険部分の死亡保障は1,000万円、終身の死亡保障は200万円、入院は1日5,000円
とかだったと記憶しています。

毎月の保険料は5,000円を切るぐらいだったかな。
しかも今では考えられませんが、初回の保険料は外交員さんが負担してくれました(汗)
今、それやるとアウトです。

仮に毎月の保険料が5,000円だったとして、

  • 4,000円 ⇒ 定期の死亡保障に充当 ⇒ 掛け捨て
  • 1,000円 ⇒ 終身の死亡保障に充当 ⇒ 積立 ⇒ 解約返戻金の対象

という内訳をイメージしてください。

定期の死亡保障については、10年更新型なので、10年間生きていれば掛け捨てになります。
不幸なことになってしまったら保険金が支給されます。
11年目を迎えると保険金額は変わらないのに、支払う保険料の金額は上がる仕組みです。
年齢による死亡リスクなどが加味されて再計算されるからです。

終身の死亡保障については、契約者が不幸にも亡くなるか解約することで、保険金が支給
されます。
が、解約の場合、保険金満額が支給とはなりません。
保険会社が決めている解約時の割合が定められているからです。

設定の保険金は200万円ですが、解約の時期によっては、100万円足らずということも
ありますよ。

故に、本来の生命保険の目的は、一般的に、

  1. 大病、後遺症、死亡などで家族が経済的に困窮しないための手段
  2. 老後の生活、突然の支出、将来のライフイベントのために資金を蓄える

となるわけですが、残念ながら学校で保険の授業(保健はあるのにね)が無いので、
大抵の場合は、周りに流されて契約しているケースが多いです。

周りに流されるって、私が良い事例ですよ(笑)

実の親も保険には無知で「誰でも入っている」「入ったほうが良い」という程度の知識
いや知識とも言えないレベルしか言いませんでしたから、保険会社のいいカモになっていた
かもしれません。

恐らく生命保険の契約の動機としては、

  • 主な稼ぎ手が亡くなった時の家計の負担を軽減する
  • 病気で入院や手術が必要になった時の医療費の負担を軽減する
  • 子ども教育費(学費)を蓄えるために保険を活用する

などが多いのかもしれませんが、ちょっと前までは、「長生きするといいことあるね」
という保険設計が可能でした。
今はもう利率がショボイので無理なんですけどね、利率が良い時代に契約した保険は
簡単に解約はしない方が得策です。

ちなみにウチの奥さんの年金保険は、利率が良い時代に契約しているので、満期までは
粛々と保険料を支払うことにしています。
私は元々、会社員が定年退職という年齢を過ぎてジジイになっても、パソコンいじって
稼げる仕組みを作ることを目指してましたから、年金系は一切あてにせず投資に目を
向けています。

長生きするといいことあるよね、とはどういう意味か。

かつて、とある保険会社の某保険を契約していました。
運用に基づいて解約返戻金が変動する保険です。

保険という名は付いていますが、投資の意味合いで契約していました。
運用実績が優秀だったので、ピンとくる方もいるかもしれません。

掛け捨てではなく積立で、更に運用実績によっては、勝手に保険金額が増えるので
良いタイミングで解約すれば、支払い総額を超えた金額が手元に残るわけです。
満期まで待ったら年金として使えますし、一時金としてドンと受け取ってもOKでした。

定期特約付き終身保険だと、積立部分がショボイので、長生きしたとしても解約返戻金は
とても喜ばしいものではないと予想が付きました。

もし定期特約付き終身保険または、どうも保障で引っかかる事がある、毎月の保険料が
厳しいと感じているのなら、見直しは必須です。
保険会社に「お布施」する必要はありません。

保険はお守りでも何でもなく、リターンが必要なところはリターンが取れるようにすべき。

これは素人では絶対に見直しは無理なので、保険見直しのプロに見てもらいましょう。
間違っても、今契約している保険会社の営業担当に見直しをお願いしてはダメです。
もしお願いしてしまったら、保険の設計書だけもらって、保険見直しのプロに持ち込んで
意見を聞くべきです。

独立系のFP(ファナンシャルプランナー)に保険診断をしてもらうと、いろいろと
保険会社とは違うアプローチで保障の設計を再構築してもらえるので、面白いですよ。

必要保障金額など目からウロコの情報もたくさん出てくると思います。

住宅ローンも抱えているなら尚のことFPに相談する方がメリットはあります。
保険会社の営業担当は住宅ローンなど家計の状況までふまえて保険設計しませんからね。

FPへの相談は無料ですから、思い立った時に行動する方が良いです。
保険はすすめられるかもしれませんが契約の義務はありませんから、納得した場合のみ
契約すれば良いです。

ちゃんとしたFPなら、保険を乗り換える時の解約のタイミングや仕方までアドバイスを
してくれます。

友人、知人、親族の紹介で保険に加入したので、解約をためらう人も多いですが、
はっきり言いましょうか、その友人、知人、親族が責任を持つことは、まずないです。
そもそも保険に詳しいわけではないですし、保険料を立て替えてもらってるわけでも
ないのなら合理的なことに大事なお金を使いましょう。

友人、知人、親族のメンツのために解約しなかったばかりに、必要な保障が得られなかった
というケースは、代理店時代にめっちゃ情報が入ってきましたよ。

そうなってからでは遅すぎるので、プロの指南に納得できたら、従った方が得策です。

保険の解約云々で関係がこじれるようならば、それまでの仲だったということですよ。

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